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明治近代化と阿仁鉱山

 

 明治新政府は産業を興すために自ら鉱山を経営し、外国人技師の指導のもと設備の近代化を行うため、ドイツ人のAdolph Mezger(アドルフ・メツゲル)らを阿仁鉱山に招聘しました。そして、メツゲルらの指導のもとに採鉱設備を充実させ、製錬所・分析所を新設しました。とくに事務所や外国人官舎は近代的建造物で、東北地方の山村にあって周囲の民家・鉱員住宅とは対照的なものでした。外国人技師の来山は、単に鉱山技術に対する影響にとどまらず、山間の地である阿仁に、パラソル・革靴などの文化的な影響も与えました。技術革新の近代化が促された阿仁では、電話(明治30年)や電気(明治31年)の導入も早く、郵便局は秋田、能代、大館、本荘についで秋田県内で5番目に創立されています。